住友林業って住宅以外に何をしているのか
こんにちは!
もう少し建設会社のことを調べたい!
ということで、今日は住友林業について調べてみようと思います。
建設業上場企業ランキングでは6位(かぶれんより)
住友林業というと木造住宅のイメージがやっぱり一番強い感じがします。
大和ハウスや積水ハウスは賃貸住宅による売り上げも高かったように思いますが、住友林業はどうなのでしょうか。
売上高は1兆6697億で本社は東京都千代田区、従業員数は・・・HPには載っていませんでした。
創業が1691年!? 竹中工務店なみのやばさです。
気になるので歴史を見てみると
1691年に別子銅山を開坑と書いてありました。住友林業の起源は銅山から始まったんですね!この時から木材を調達する事業をしていて、その後1894年には周辺森林保護のために植林事業を始めたようです。
1956年~1970年にかけてマレーシアやインドネシアで海外の木材の輸入事業も展開しています。
そして、1975年に木造住宅事業に進出しています。
2003年にはアメリカでの分譲住宅の販売を始めており、2005年には現在でもよく耳にするビックフレーム工法を発表しています。
その後は介護事業への参入や公共建築物の木造での建設、国産材の海外への輸出などが歴史としてHPに載っていました。
続いて事業内容を見て行きたいと思います!
HPには、資源環境事業、木材建材事業、住宅事業(国内外)、生活サービス事業というのが書かれていました。
まず資源環境事業とはなにかというと、国内外に住友林業が所有する森林の管理や木質バイオマス発電事業などです。
木材建材事業は、木材、建材、家具などの国内外への販売。
生活サービス事業は介護事業や有料老人ホーム、保険代理店やゴルフ場の運営などを行っているようです。
木造のビルや施設など大規模な建築も行っているようですね。
メインとなる(イメージ)住宅事業では、アメリカ、オーストラリア、タイ、ベトナム、インドネシア、香港、中国と世界中で住宅からマンションの建築、都市開発など手広くやっているようです。
賃貸住宅の建築もしているようですが、住友林業の場合、賃貸経営をするオーナー様に向けて建物を提供、サポートする。というスタンスなようです。
売上の割合を見てみると、海外の住宅不動産事業が一番高いようで、次に日本の住宅建築事業となっています。毎年の推移をみていると、木材建材事業が近年少なくなってきているようです。
日本より海外での建築が上場企業ランキング6位の理由でしょうか。
また、日本での住宅事業は毎年安定した売り上げを誇っており、長年住友林業ブランドが人気なことがうかがえます。
私の感想ですが、今まで調べた住宅メーカーと比較した時に、住友林業は他の会社とは経営戦略が全然違うように感じました。
方針として、たくさんの事業をしているわけではなく、木という材料にこだわり続けていることと、住まいをつくることに重きを置いている
その2つ方針がうまくブランディングとして機能しているような印象を受けました。
長い歴史からのどっしりとした基盤が余裕を感じる企業でした!